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皆さんこんにちは!
株式会社浦崎工業、更新担当の中西です。
さて今回は
~図面~
ということで、足場図面の役割、作成時のポイント、法令との関係などを詳しくご紹介します。
足場工事は、建設作業を安全かつ効率的に進めるための“作業基盤”となる極めて重要な工程です。その設計と計画に欠かせないのが「足場図面」です。
足場図面とは、建物の形状・高さ・作業内容に応じて、足場の構成や仕様、資材配置を詳細に記した設計図です。現場ごとにオーダーメイドで作成され、次のような情報が盛り込まれます
足場の種類(くさび式、枠組、単管など)
設置高さ、幅、ステージ構成
筋交い・手すり・親綱支柱の配置
階段、荷揚げステージの位置
材料数量表(資材発注にも使用)
足場倒壊や転落を防ぐための設計基準を図面で明示することで、現場全体の安全性が高まります。
作業員がどこにどの部材をどの順序で組むべきかを示すことで、作業効率と品質が安定します。
高さ5m以上の足場や一定規模以上の作業では、足場図面の提出が必要になります(労働安全衛生法第88条)。
工事内容や変更箇所を関係者間で共有しやすくなり、トラブルの予防につながります。
建物の形状・障害物・高低差の確認
作業内容(塗装・躯体・解体など)の把握
重機・資材搬入経路の確認
基本図(平面図・立面図)と詳細図をセットで用意
段差や出隅・入隅など複雑な箇所は拡大図で対応
必要に応じて3Dモデル作成も推奨
図面を元に元請、現場代理人、安全管理者と協議
建物の出入り口・開口部・看板などとの干渉確認
安全設備(手すり・巾木・養生ネット)配置を反映
資材リストを添付し、施工計画書と統合
項目 | 注意点 |
---|---|
材料配置 | 過剰・不足なく配置し、無駄な組立作業を防ぐ |
作業動線 | 階段や踊り場の位置を明確に、スムーズな動線を確保 |
高所作業者の安全確保 | 作業床の幅・手すり高さ・中さん・巾木の基準遵守(労安法) |
地盤条件の考慮 | 足場の支持面が不安定な場合はベースプレートや敷板を明記 |
強風・災害時の対策 | 緊結部材・壁つなぎ位置を図面に落とし込み、転倒防止策を記載 |
労働安全衛生規則 第563条〜:足場構造の基準明記
建設業法・施工体制台帳:元請企業との共有が義務化されるケースあり
監督署への届出:一部の現場では図面を含む「作業計画届出」が必要
足場図面は、単なる設計図ではなく「安全・効率・品質・法令遵守」を実現するための重要なドキュメントです。現場の状況や作業内容に応じて、柔軟かつ正確な図面作成が求められます。
図面作成を効率化し、現場との連携をスムーズにするためにも、3D図面ソフトやテンプレート活用も今後のスタンダードになっていくでしょう。
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